2019年1月22日(火)
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政投銀、民営化へ生え抜き社長 副社長に木下前財務次官

2015/6/3付
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政府は2日、日本政策投資銀行の首脳人事を固めた。民間出身の橋本徹社長(80)の後任に柳正憲副社長(64)が昇格し、旧日本開発銀行時代も含めて初の生え抜きトップが誕生する。副社長には木下康司前財務次官(58)と旧開銀出身の渡辺一取締役常務執行役員(56)が就く。民営化の進展をにらんで生え抜き中心の体制を築く。

新体制は6月26日の株主総会などを経て、26日発足する。旧開銀・政投銀の総裁職はかつて旧大蔵次官OBの天下りポストだった。民営化方針が決まり、橋本氏まで2代続けて民間人が社長を務めてきた。

5月に成立した改正政投銀法は政府出資をゼロにする時期を示していないが、数年内にも株式上場などで政府以外から出資を受ける含みを残した。政投銀は株主の多様化に向けて、高度な金融技術を使う投資銀行業務を売り物にしていく考え。このため政府は業務に精通した生え抜きを社長にするのがふさわしいと判断した。

柳氏はここ数年は営業面で先頭に立ち、政投銀法改正を巡る政府・与党との調整で高齢の橋本氏を支えた。副社長に昇格する渡辺氏とともに、経営企画や人事といった中枢部門を歩み、早くから生え抜き組の中心人物と目されてきた。

財務次官OBは藤井秀人副社長(67)と入れ替わる形で木下氏が副社長に入る。日本政策金融公庫や国際協力銀行は2000年代以降に民間人トップを迎えたが、最近は財務省OBが総裁職に就いており、政投銀の人事が注目されていた。

柳 正憲氏(やなぎ・まさのり)74年(昭49年)東大教養卒、旧日本開発銀行(現日本政策投資銀行)へ。理事、取締役常務執行役員、11年副社長。東京都出身。

木下 康司氏(きのした・やすし)79年(昭54年)東大法卒、旧大蔵省(現財務省)へ。国際局長、主計局長、13年財務次官。新潟県出身。

渡辺 一氏(わたなべ・はじめ)81年(昭56年)東大工卒、旧日本開発銀行へ。都市開発部長、執行役員、11年取締役常務執行役員。神奈川県出身。

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