十勝の農家、規模拡大で資金需要増える 日本公庫

2015/5/2付
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十勝地方で農業経営の規模拡大に伴う資金需要が増大している。日本政策金融公庫が1日発表した、2014年度の農林漁業・食品産業向けの道内融資実績によると、十勝地方を管轄する帯広支店の融資額が前の年度比21%増の320億円となり、札幌支店の融資額を初めて上回った。全道の融資実績も13%増の673億円と日本公庫が発足した08年度以降、最も高い水準になった。

全体の伸びをけん引したのが、自治体がプロ農家と認めた「認定農業者」を対象にした農業経営基盤強化資金の融資増。なかでも、十勝地方は30%増の235億円となり、同資金融資のほぼ半分を占めた。農業者の規模拡大により大口の資金需要が増えている。環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の動向などを見据えて、十勝地方を中心に大規模農家の設備投資への積極姿勢が続いている。

日本公庫は道内では帯広、札幌、北見に支店を置いている。林業や漁業関連の融資は札幌で一括して受け付けていることもあり、13年度までは札幌支店の融資額が道内では最も多かった。

農食連携の取り組みを支援する、食品産業・加工事業者向け融資の実績も全道で38%増の70億円に増えた。新設された新規就農者向け無利子資金の融資額は4億円だった。

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