レンガ造りで揺れに弱く ネパール首都、数百年前の寺院

2015/4/27付
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【ムンバイ=共同】強い地震が起きたネパールの首都カトマンズ中心部には、数百年前に建てられた寺院など、伝統的建築物が集中する世界遺産のダルバール広場がある。木彫りの窓枠が美しい建築様式だが、レンガ造りで揺れに弱く、今回の大地震で多くの建築遺産に被害が出た。

カトマンズは盆地で、古くから農業生産が盛ん。約100万人が住む人口集中地域で、中でも首都中心部は政治、商業の中心地として栄えてきた。狭い市域で快適な生活をするために、4階建て以上の建物がひしめくように並ぶ。建築方法は木材で骨格を組み、壁面を石材やレンガで積み上げる様式。独特な意匠を持つ伝統建築が並ぶ町歩きは、カトマンズ観光の醍醐味となっている。

今回の地震ではその弱点が出た。近代技術を導入した建物は少なく、伝統建築の耐震性には疑問符が付く。老朽化した建築物も多く、被害拡大につながっているとみられる。

カトマンズ中心部は狭い路地が多く、救出作業も困難を極める。倒壊した建物のがれきの下敷きになった市民が多数いるとみられ、時間が勝負の救助作業の大きな障害になりそうだ。

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