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日本砿研、植物由来燃料の新工場

ペット用トイレの砂などに使われる「粘土鉱物ベントナイト」を製造販売する日本砿研(青森県黒石市)は植物を高温高圧で固めた固形燃料「バイオコークス」の工場を黒石市内に建設し、2016年に製造販売を始める。バイオコークスは石炭コークスに代わる燃料として主に鋳物産業向けに販売する。原料はリンゴの搾りかすや稲わらなどを農家から有償で集める計画で、地域農業の活性化にも寄与すると期待される。

100%子会社の青森バイオ技研(黒石市)が事業を進める。工場は15年に閉鎖するし尿処理場の敷地を賃借し、16年春に着工、秋に稼働させる計画だ。投資額は約5億円で、稼働時で15人の雇用を予定している。

バイオコークスは原料の植物をセ氏約180度の高熱をかけて高圧でプレスして作る。原料の植物投入から製品ができるまで1時間程度という。

青森バイオ技研は青森県内に多いリンゴジュース工場で産業廃棄物として処分している搾りかすや、稲わらやもみ殻、リンゴの剪定(せんてい)枝などをお金を払って回収し、バイオコークスに加工する。

生産したバイオコークスはまず、機械部品などを製造している鋳物メーカー向けに石炭コークスに代わる溶解炉の燃料として販売する。バイオコークスは石炭コークスより二酸化炭素(CO2)の排出量を削減できる。年間2千トンを生産し、1億円の売り上げを当面の目標にしている。

将来はベントナイトや石灰を混ぜることで硫黄分や燃焼後の灰が少ない高付加価値のバイオコークスの商品化をめざす。またバイオコークスを燃やせるボイラーをメーカーと共同開発し、暖房や乾燥などに用途を広げる検討も進める考えだ。

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