関空の旅客数、1割増の1980万人に 14年度推計

2015/3/25付
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新関西国際空港会社は24日、関空の2014年度の旅客数が13年度比1割増の1980万人になるとの推計値を明らかにした。過去3番目の水準で、年度で1900万人を超えるのは最多だった00年度(2057万人)以来。国際線の外国人旅客数が4割増の690万人と、過去最高を更新することがけん引する。

新関空会社は路線網の拡大に向け、着陸料割引の現行制度を2年間延長することも発表した。

現在の割引制度は12年度に導入。航空会社が新規就航や増便する際に着陸料を初年度に80%、2年目に50%、3年目に30%割り引く。導入時は14年度を一区切りにしていたが、新関空会社の安藤圭一社長は延長の意向を示してきた。

関空と大阪国際(伊丹)空港の2空港を運営する新関空会社ならではの制度も始める。伊丹から関空への機体の回送時などにかかっていた着陸料を無料にする。伊丹空港では繁忙期に機体を大型機に振り替えるため、一時的に使用しない小型機などがある。関空から臨時便が出しやすくなる。

24日に発表した15年夏期の運航計画では、ピーク時の発着数を過去最多の週1029便と見込む。安藤社長は「円安やビザの要件緩和など外部環境をうまくとらえることができた」と指摘。25%という目標を達成した国際線旅客便の格安航空会社(LCC)の比率については「例えば3割などといった、新たな目標は立てない」と語った。

一方、貨物便は伸び悩んでいる。14年冬期は計画していた週149.5便を下回る140.5便にとどまった。15年夏期は147便を見込む。安藤社長は旅客便の機体の腹にも貨物を積めることや、金額ベースでは輸出が増えていることを挙げ「傾向的には取扱量でも上方に転じてくると期待している」と述べた。

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