カーブス、鳥取・大山町に出店 過疎地で健康管理支援 - 日本経済新聞
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カーブス、鳥取・大山町に出店 過疎地で健康管理支援

コシダカホールディングス子会社で女性用フィットネスを運営するカーブスジャパン(東京・港)は過疎地の自治体と連携し、新規出店する。鳥取県大山町の事業の一環として今秋、町内に開業する。町の保健師による町民への紹介などを通じて、会員を増やす。

同町の分庁舎を借りて、「カーブス大山町健康センター」の名称で開業する。近くに町役場やスーパーがある中心地にあり、同町は家賃の補助を検討する。数人のインストラクターを地元で雇用する。

同社は半径1キロメートル以内に中高年女性が1000人いることなどを出店基準の1つにしている。町内で該当する場所はなく、収益が見込めないため、通常は出店が難しい。

大山町では健康状態に問題がある人の自宅を保健師が定期的に訪問し、健康指導とともに体操教室などへの参加を促している。今後はカーブスについても紹介してもらい、中高年女性への認知度を高める。

大山町の人口は約1万7000人で、女性はそのうち約9000人。高齢化率は30%を超えている。年々、医療費が上昇し、「財政を圧迫している」(同町担当者)。同町はカーブスの出店で、町民の健康意識を高めて医療費の増加に歯止めを掛けたい考えだ。

事業には鳥取大も参加し、カーブス利用者の運動データを分析する。同町と一緒に、医療費削減のための研究を進める。

カーブスは50~60歳代を中心顧客とする女性専用フィットネスクラブ。カラオケ店「まねきねこ」を展開するコシダカ(前橋市)とともに、コシダカホールディングスの傘下にある。全国に約1500店舗を展開しているが、過疎地域での出店は少ない。

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