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名古屋―豊田40分視野 愛知県、名鉄三河線で公費投入検討

2015/2/25付
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 愛知県は名古屋―豊田市間の鉄道の便を良くするため、名古屋鉄道で特急運行ができるよう支援する。三河線の特急列車の追い越しなどに必要な路線の複線化に公費の投入を検討する。地方自治体が大手鉄道会社の複線化に公費を投じて支援するのは珍しいという。リニア中央新幹線開業をにらみ、名古屋市とトヨタ自動車が本社をおく豊田市とのアクセスを改善し、人の流れの円滑化をはかる。

 県は有識者や鉄道事業者でつくる検討会議を開き、名古屋―豊田を40分圏内で結ぶため施策を検討してきた。名鉄名古屋本線と三河線を使う「三河線ルート」、JR中央線と愛知環状鉄道の「愛環ルート」、名古屋市営地下鉄と名鉄豊田線の「豊田線ルート」の3経路をあげ、所要時間の短縮を探ってきた。

 24日の会合では三河線ルートで改善策に取り組む方針を決めた。同経路は所要時間が最も短く特急運行ができれば、さらなる時間短縮も期待できる。時間の最もかかる愛環ルートや、地下鉄のため通過駅を設けにくい豊田線ルートに比べて「現実的」と判断した。

 公費投入を検討する方針を示し、県が主導する姿勢を打ち出したのも特徴だ。踏切を減らす連続立体交差は公費を投じることが多いのに対し、鉄道会社の事業に寄与する複線化に投入するのは珍しい。

 県では「複線化しても需要が2、3倍とはならないだろう。名鉄に単独で投資負担を求めるのは困難」(県幹部)と判断。名駅再開発を控えた名鉄は三河線への投資負担をできる限り抑えたい考えで、公費投入も視野に入れる。国の補助制度の活用も含め整備方針を来年度以降検討する。

 鉄道アクセス向上に取り組むのは他の移動手段より不便な鉄道の使い勝手を良くするためだ。高速道路を使うと通常は40分前後で済んでいる。名駅から40分圏内を広げ、自動車産業のお膝元で、県の経済を支える豊田市などとのアクセスが良くなれば県外からの利用者も取り込める。

 豊田市は三河線の高架化を進めており、将来、路線を追加できる構造にして、複線化の前提となるインフラの整備に取り組んでいる。同市は「豊田との便が良くなればターミナル駅となる名古屋駅の魅力も増す」としている。

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