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サントリー、群馬で高級瓶ビールを生産

サントリービールは23日、利根川ビール工場(群馬県千代田町)に瓶ビールの生産ラインを新設したと発表した。高級ビールの市場拡大に対応、「ザ・プレミアム・モルツ」の上位ブランドなど多様な製品の製造体制を整える。投資額は関連設備含め15億円弱。瓶ビールの生産を京都の工場と分散させる狙いもあり、群馬の拠点の存在感がさらに増しそうだ。

新ラインの生産能力は毎分300本で、全社の瓶ビール年間生産能力は約7割増の500万ケース(1ケースは大瓶20本換算)になった。ライン増設に伴う従業員の新規雇用は発生しない。

新ラインは多様な瓶に柔軟に対応できるようにした。例えば瓶に栓をする装置は製品の特徴に合わせて王冠とキャップの2タイプに対応。瓶にラベルを貼る装置は計3台のモジュールを使い、商品によって付け替えることで異なる種類のラベル貼り付けを可能にした。

高付加価値商品を投入する際に、様々な容器に対応する狙いがある。

このラインではまず3月に発売する「ザ・プレミアム・モルツ」の高価格商品「マスターズドリーム」や、レモン風味の発泡酒「サントリーラドラー」など新商品を中心に製造する。

マスターズドリームは利根川ビール工場でのみ製造する戦略商品。欧州産の高品質麦芽を使用し、加熱設備で3度煮沸して麦汁を抽出する。今回は、同商品用の生産設備も新たに導入した。

ビール大手5社の課税済み出荷量は2014年まで10年連続で前年割れと低迷が続く一方、高級ビールは好調で、サントリービールは2015年の同市場を前年比6%増の約3600万ケースと見込んでいる。

同日、記者会見した水谷徹社長は「ビール市場で価格競争から、価値の競争をしていきたい」と述べた。

サントリービールは東京、京都、熊本、群馬の4カ所に工場を持ち、利根川ビール工場はビール系飲料の約4割を生産する主力生産拠点。ただ主に缶や樽(たる)を扱い、瓶ビールの生産はしていなかった。

瓶ビールは京都ビール工場(京都府長岡京市)で製造していたが2工場体制になった。拠点を分散して災害などのリスクを避ける狙いがある。従業員は113人(2月1日現在)。

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