日歯連、5000万円迂回寄付か 石井み自民議員後援会へ

2015/2/4付
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政治団体「日本歯科医師連盟(日歯連)」の政治資金をめぐり、2013年1月、日歯連から5千万円の寄付を受けた政治団体「西村まさみ中央後援会」が、同額を政治団体「石井みどり中央後援会」に即日寄付したことが4日、分かった。石井みどり中央後援会は同年3月、日歯連から4500万円の寄付を受けた。

日歯連は10年参院選では民主党の西村正美議員を支援。自民党が政権に復帰した後の13年の参院選では同党の石井みどり議員を推薦した。

政治団体間の寄付は年間5千万円までに制限されており、専門家は規制を逃れるための「迂回寄付」の疑いがあると指摘している。

13年分の政治資金収支報告書によると、西村まさみ中央後援会は1月23日に日歯連から5千万円の寄付を受け、その日に同額を石井みどり中央後援会に支出。石井みどり中央後援会はこれとは別に、3月15日に日歯連から4500万円の寄付を受けたと記載している。

2団体は日歯連が入る東京都千代田区の建物に主たる事務所を置き、いずれも日歯連会長が代表者になっていた。

政治資金制度に詳しい日本大の岩井奉信教授は今回の事案について「政治資金規正法の規制を逃れるため、迂回させて上限以上の寄付をした脱法的行為の可能性がある」と指摘している。

両議員の名前を冠した政治団体について、西村議員は「日歯連内部の団体であると説明を受けており、そのように認識している」と説明。石井議員の事務所も「日歯連の関連政治団体であり、資金の流れなどについては関知、把握はしていない」とコメントした。

関係者によると、日歯連は問題の寄付について地方組織に「両団体は議員個人や政党と関係ない独立した組織で、政治家個人への資金供与ではないため迂回献金には当たらない」などと説明しているという。

日歯連を巡っては、04年に自民党の旧橋本派への1億円のヤミ献金事件が発覚。この問題を受けて政治団体間の寄付の上限が年5千万円に設定された。

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