2019年1月23日(水)

静岡県、津波最大10~18メートル想定 相模トラフ地震

2015/1/31付
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静岡県は30日、相模湾から房総沖にかけた相模トラフ地震の津波高と震度の想定結果を発表した。相模トラフの最大クラスの地震想定は初めてで、伊豆半島東部から南部にかけて最大で10~18メートルの津波が襲う可能性がある。県は各市町などと協議し、観光などへの影響を考慮しながら防潮堤のかさ上げなどを実施する。

県は国が公表した相模トラフ地震の震源断層モデルを用いて津波高などを想定した。マグニチュード(M)8.2の発生頻度が比較的高い地震と、頻度は極めて低いが発生すると甚大な被害が出るM8.7の最大クラスの地震などが対象だ。

2000~3000年に一度起きるかどうかの最大クラスの地震では熱海、伊東の両市で南海トラフの巨大地震を超える津波となる恐れがある。熱海市の初島では最大で18メートルと予想されている。

最大クラスの地震で最も揺れが大きいのが小山町と御殿場市。両自治体の一部地域で震度7となる見通しだ。沼津、熱海、三島、裾野、伊豆の各市など県東部から伊豆半島にかけても震度6弱~6強となる地域がある。

M8.2の発生頻度が比較的高い地震では、熱海市から南伊豆町までの伊豆半島東部から南部で最大6~9メートルの津波が予想されている。震度は小山町で最大7の揺れとなるという。

県は原則、比較的発生頻度の高い地震に対応した防潮堤を整備する。新たな想定結果を受け、熱海市から下田市までの防潮堤整備計画を見直した。従来計画より最大2.5メートル高い5.5~9メートルの防潮堤が必要になる。

伊豆半島は観光が主力産業のため、防潮堤と景観のバランスが課題となる。県は「防潮堤整備は観光のほか、漁業への影響も考えられる。防潮堤の高さなどは地元と協議して決めたい」(交通基盤部)としている。

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