「TV通販で売り上げ増」うたう 菓子やコメ業者の被害相次ぐ

2015/1/14付
保存
共有
印刷
その他

「テレビショッピングで紹介すれば売り上げが数百倍になる」。インターネットで洋菓子やコメなどを売る小規模な業者が、通販会社のこうした誘い文句を信用し、数十万円を支払って出品したものの全く売れずトラブルになるケースが相次いでいる。

日本通信販売協会によると、勧誘されるのは小規模業者がほとんどで、2012年9月以降、33件の相談が協会に寄せられた。消費者ではないため、消費生活センターに相談しようとしても対応してもらえず泣き寝入りする業者が多いという。

通販会社はホームページを見ているとみられ、電話で連絡。「今だけ手数料を格安にします」と持ちかけ、衛星放送やケーブルテレビ、地方テレビ局の通販番組への出品を勧める。

映像制作費と放映料として計20万~40万円を請求。直接取材には来ず商品や商品の写真を送らせ、後日放映予定のDVDが届く。放映時間は深夜や未明で、大半はその後も売り上げが増えない。実際には放映されなかったのに一部しか返金されないケースもある。

こうした会社は8社確認されており、いずれも札幌市に本社があるが、関連は分かっていない。

協会の八代修一消費者相談室長は「テレビの通販番組に出品しただけでは売り上げは伸びない。甘い言葉にだまされず、出品するのなら、その前に市場調査が欠かせない」と話し、返金でトラブルになった場合は、警察への相談を呼び掛けている。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]