新潟のスキー場、コース外の遭難相次ぐ 警察「装備徹底を」

2015/1/5付
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新潟県湯沢町のかぐらスキー場を訪れて行方不明になり、4日救助された東京都の男女3人はコース外の天然の斜面を滑る「バックカントリースノーボード」をしていて遭難した。同スキー場ではコース外での遭難者が後を絶たず、警察は「登山届の提出と雪山装備を徹底してもらいたい」と訴えている。

同スキー場によると、周辺は県内で有名なバックカントリーのスポット。スキーやスノーボードの上級者らに人気があり、3人が遭難した今月2日は来場者約2千人のうち約30人が楽しんでいたという。

一方、県警によると昨年、同スキー場のコース外では5件6人の遭難があり、2人が死亡した。

同スキー場は今シーズンから、遭難をいち早く把握するため登山届の提出用ポストを増設。コース外へのゲートに係員を置き、提出の有無の確認を始めた。技術や経験を聞き取り、装備も確認している。

ただ、関係者によると、登山届提出に強制力はなく、技術や経験も自己申告。取り組みがどこまで実効性を持つか疑問という。今回救助された3人も係員に「提出した」とうそをついていた。

遭難した男性(45)のスノーボード歴は約10年。県警南魚沼署は「寝袋や飲料水がなく、装備は十分ではなかった。天候が早く回復して運が良かった」と指摘する。男性は「冬山の恐ろしさが分かった」と話している。〔共同〕

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