頂新国際集団、台北の高層ビル株売却へ

2014/12/24付
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■頂新国際集団(台湾の食品・流通大手) 台北のランドマークとして知られる高層ビル「台北101」の株式4割弱をマレーシア企業に売却する方針だ。ただ外資への売却には反対意見が根強く、実現には曲折がありそうだ。

頂新は2014年12月5日、マレーシアの不動産会社IOIプロパティーズと「台北101」の株式譲渡契約に調印した。株式37.17%を251億台湾ドル(約950億円)でIOIに売却する内容。

同社は中国で人気の「康師傅(カンシーフ)」ブランドを展開する。傘下企業が違法原料を使った食用油を販売したことなどが発覚して批判にさらされており、金融機関から融資返済を求められ資金が必要になっていた。

台湾では中国大陸籍の個人や法人の不動産投資を規制している。台湾経済部(経済省)投資審議委員会は「頂新から申請が提出されておらず、またIOIプロパティーズから中国国籍の株主や役員がいないかどうかなど詳細な情報が提出されていない」としている。頂新は、「台北101」の株式売却に必要な書類を年末までに当局に提出するとしている。

(台北=呉詠航)

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