オカムラ食品、青森でサーモンを大規模養殖

2014/12/16付
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水産食品加工のオカムラ食品工業(青森市)は、青森県深浦町で生食用サーモンの大規模養殖事業を始める。2015年にふ化を始め、16年に出荷を開始する計画だ。加工施設も建設し、10年後に年間1万トン、120億円の出荷をめざす。総投資額は30億円で約350人の新規雇用を見込む。

事業は弘前大食料科学研究所、深浦町と共同で進める。3者は15日、連携協定に調印した。弘前大は取水海水の水温・水質や微生物の調査、水質浄化に役立つナマコとの混合養殖の検討、深浦町が井戸水や土地の確保などで協力する。

計画によると、オカムラ食品は淡水のふ化場と稚魚を約500グラムまで育てる中間養殖場、海水で成魚にする陸上養殖場を建設する。養殖はトラウトサーモン(ニジマス)から始め、大型で価格が高いキングサーモンに広げる。加工施設では骨を除いたり、すしネタにカットしたりする。半分以上をすしや和食の人気が高まっているタイなど東南アジアに輸出する。

岡村恒一社長は「和食ブームで生食用サーモンの需要は年9%伸びており、供給が追いついていない。当面は需要超過が続く見通しで価格は下がらない」とみる。オカムラ食品の13年8月期の売上高は約47億円。デンマークでサーモンの養殖事業を手がけ、年間4千トン出荷している。

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