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万引き再犯に高齢女性多く 犯罪白書、孤独・寂しさ影響か

万引き(窃盗)の再犯率を年代別にみると、65歳以上の高齢女性が最も高いことが14日に閣議報告された「2014年版犯罪白書」で分かった。13年の犯罪全体の再犯率も過去最高の水準で、法務省は「再犯を防ぐための社会的サポートが必要だ」と指摘している。

白書によると、2013年に検挙された交通事故などをのぞく一般刑法犯26万2486人のうち再犯者は12万2638人で、再犯率は46.7%だった。1997年から上昇が続いており、過去最高となった。

白書ではこれとは別に、11年6月に窃盗で有罪判決(略式命令を含む)が確定した全国2421人を追跡調査。前科がなく、店舗などで商品を盗む万引き犯546人についてその後2年間の再犯率を調べた結果、24.9%だった。最も高かったのは65歳以上の女性で37.5%。一方、男性は65歳以上が14.3%と最も低く、40代が31.8%で最多だった。

万引きをした背景を分析したところ、高齢女性は「近親者の病気・死去」が26.5%、「家族と疎遠・身寄りなし」が20.6%だった。「配偶者などとのトラブル」も、「収入減」と並ぶ14.7%だった。女性については高齢者以外も家庭内トラブルが多く、男性は「怠け癖」「就職難」などが目立った。

白書をまとめた法務省法務総合研究所は「老人の孤独感や寂しさが犯行に影響したことがうかがえる」と指摘。その上で「万引きは軽い犯罪だと勘違いしている人も多い。犯罪傾向が進む前の初期の段階で適切な指導が必要」として、行政や専門家が家族関係を把握して心理的なサポートをしたり、就労支援による生活の安定を図ったりする対応が欠かせないとしている。

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