2019年7月19日(金)

アルツハイマー病の前兆、血液で把握 国立長寿医療センターなど

2014/11/11付
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認知症の症状が出る前に血液でアルツハイマー病の前兆を捉える検査法を開発したと、国立長寿医療研究センター(愛知県)と島津製作所(京都市)の田中耕一シニアフェローらのチームが11日付の日本学士院発行の専門誌に発表した。

アルツハイマー病は発症前から脳内にアミロイドベータというタンパク質が異常に蓄積していくことが分かっている。

チームは65~85歳の男女62人の脳の状態を陽電子放射断層撮影装置(PET)で観察し、アミロイドベータの蓄積状況を確認。その後それぞれの血液を分析した。

田中氏らが開発した質量分析装置を使い、従来は検出できなかったアミロイドベータに関連する微量のタンパク質を検出した。このタンパク質と、別のアミロイドベータ関連タンパク質との比率から、アミロイドベータが蓄積しているかどうかを高精度で判定することができたという。

これまでアミロイドベータの蓄積を調べるには高額な費用がかかるPETや、脊髄に針を刺して採取した髄液を分析するしかなかった。田中氏は「分析に必要な血液は0.5cc程度。将来的には健康診断の選択項目にしていきたい」と話した。

アミロイドベータは、蓄積し始めてから症状が出るまで15~20年かかるとされ、早期発見と予防法の確立が課題となっている。〔共同〕

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