2019年1月20日(日)

持ち帰り残業で労災認定 英語講師自殺、作業再現し時間推定

2014/11/7 2:48
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金沢市で2011年に英会話学校講師の女性(当時22)が自殺したのは、自宅で長時間労働する「持ち帰り残業」が原因だったとして、金沢労働基準監督署が労災認定していたことが6日、女性の代理人弁護士への取材で分かった。

労基署によると、持ち帰り残業は自宅での作業実態の把握が困難なため、認定されるのは珍しい。

代理人弁護士によると、女性は大学を卒業した11年春、子供向けの英会話学校を運営する「アミティー」(岡山市)に入社。3月に金沢校に配属され、6月初旬に金沢市内の自宅マンションから飛び降り自殺した。

労基署は残っていたメールや関係者の話から、女性は業務命令で英単語を説明するイラストを描いた「単語カード」を2千枚以上自宅で作っており、持ち帰り残業があったとした。残業時間は労基署員が実際にカードを作成して時間を計測し、自宅で月に80時間程度の残業をしていたと結論付けた。

この結果、会社での残業を合わせると恒常的に月100時間程度の時間外労働があり、さらに上司から怒られる心理的負担も加わり、うつ病を発症していたとして、労災を認定した。

アミティーは取材に「認定を受けたと聞いたが、内容を確認できていない。(女性の遺族に)お悔やみ申し上げ、業務を軽減する取り組みに努めたい」と話した。〔共同〕

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