2018年10月17日(水)

北海道知事選、フリーキャスターの佐藤氏が出馬表明

2014/11/5付
保存
共有
印刷
その他

2015年春の道知事選にフリーキャスターの佐藤のりゆき氏(64)が4日、「北海道という船を少しでも前に進めるために決断した」と記者会見で立候補を表明した。知事選の出馬表明は初めて。高橋はるみ知事(60)も4選に意欲を示しており、早ければ年内に出馬表明する見通し。道政の行方を左右する戦いが本格的に動き出す。

「この10年で北海道に足りなかったのは企画と実行力」。佐藤氏はこれまでの道政運営を批判し「このままでは若者や子どもたちの未来はない。今の北海道には我慢ならない」と心境を説明した。高橋知事については「(任期が)あと半年あるので評価する段階ではない」と発言を控えた。

「道民の一人として道民党を標榜して活動したい」と幅広く支持を訴える方針。経済界や有志ら30~40代が中心となって支援の輪を広げる戦略を描く。

政策は今後詰めるが、著書などに盛り込んだ観光税導入や人口減少対策、新産業創出、稼げる農業への構造転換など15~16のテーマを柱に据える。年内に選挙公約を発表する。

北海道電力が15年中を目指す泊原子力発電所(泊村)の再稼働には脱原発、再稼働反対を明言したうえで「国から再稼働を求められれば道民投票などで意見を聞きたい」との考えを示した。

佐藤氏は札幌市出身。1994年から北海道初のフリーキャスターとして活躍し、都市部を中心に知名度が高い。2012年には北海道独立研究会を設立し、道政に提言してきた。

一方、高橋知事はすでに周囲には出馬の意向を伝えており、正式表明の時機を探っているとみられる。前回選挙で高橋知事を推薦した自民党道連は「本人の出馬意向を受けて正式に判断する」(道議幹部)と支持する方向だ。公明党道本部も同様の構えを見せる。

民主党北海道の候補者擁立は難航している。本命候補としてきた上田文雄札幌市長を10月に断念。勝部賢志幹事長は10月29日に開かれた支持母体の連合北海道の年次大会で「できるだけ早い時期に必ず擁立したい」とあくまで独自候補にこだわる姿勢を示した。

しかし現状は有力な候補者が不在で、党内の一部では佐藤氏を推す声が上がるなど先行きは不透明だ。共産党道委員会は独自候補の絞り込みを急いでいる。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報