尊厳死宣言の米女性が死亡 「死ぬ権利」めぐり論議

2014/11/4付
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【ロサンゼルス=共同】脳腫瘍で余命わずかと宣告され、「尊厳死」を選ぶと宣言していた米西部オレゴン州の女性、ブリタニー・メイナードさん(29)が予告通り1日、自宅で医師から処方された薬を服用し死亡した。米メディアが2日報じた。

メイナードさんは亡くなる当日、交流サイト、フェイスブックのページに「愛する家族、友だちよさようなら。世界は美しいところ。旅はいつも私の最良の教師だった」などと書き込んだ。教育の修士号を持つメイナードさんはネパールの孤児院で勉強を教えるなど、世界中を精力的に旅していたという。

メイナードさんは1月に脳腫瘍と診断され、4月に余命半年と宣告された。それまで住んでいたカリフォルニア州から、死を選ぶ末期患者に医師が薬剤を処方することが認められているオレゴン州に夫婦で転居。11月1日に尊厳死を実行すると公表し、国内外で「死ぬ権利」をめぐる論議を巻き起こした。

オレゴン州では1997年、米国で初めて法的に尊厳死が可能になった。現在はオレゴン州、ワシントン州、モンタナ州など計5州で同様の措置が認められている。AP通信によると、オレゴン州では昨年末までに750人以上が合法的に尊厳死しており、多くは高齢者で35歳未満は6人だけだった。

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