日本人の国民性、「親切」「礼儀正しい」7割超 13年調査

2014/10/31付
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文部科学省所管の統計数理研究所は30日、全国の成人を対象に2013年に実施した「日本人の国民性調査」の結果を発表した。「親切」や「礼儀正しい」を日本人の長所として選ぶ人が08年の前回調査から約20ポイント増え、70%を超えた。同研究所は「東日本大震災後の日本人の姿に影響を受けたのではないか」と分析する。景気回復を背景に生活水準などへの評価も好転した。

調査は1953年以降、5年ごとに実施しており今回が13回目。昨年10~12月、20~84歳の男女6400人を抽出し、49%が回答した。

10の選択肢の中から日本人の長所を複数選んでもらったところ、「親切」を挙げた人が71%、「礼儀正しい」と「勤勉」はそれぞれ77%となり、いずれも過去最高だった。「親切」は08年と比べ19ポイント増えるなど、伸び率の大きさも目立った。

同研究所の中村隆教授は「震災からの復興に向け助け合う被災者や、それを支えるボランティアたちの活動を見て、親切心などを日本人の長所と捉える人が増えたとみられる」と話した。

日本に対する評価では、「生活水準」について「非常に良い」「やや良い」とした人の割合が61%となり、08年から12ポイント増えた。「経済力」も、同様に回答した割合が08年の37%から49%に上昇。いずれの設問もバブル経済後の98年以降、低い評価が続いていた。

日本人の暮らしが今後どうなるかを聞いた質問では、「貧しくなる」(40%)が08年より17ポイント減った一方、「豊かになる」(23%)が12ポイント増加した。中村教授は「景気回復に向かう社会の雰囲気を受け、将来を楽観的に考える人が増えている」と指摘している。

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