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関西発

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鉄道乗り換え 難儀やな(関西の羅針盤)
第5章 東西2800人調査(5)

2014/10/28付
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都市基盤では、関西は首都圏に比べて道路交通で満足度が高い一方、鉄道や空港の評価は下回った。

■少ない直通運転

「鉄道での移動がしやすい」との問いに「強くそう思う」と答えたのは首都圏の20代女性で55%、20代男性で46%と高率だった。一方、関西の20代はそれぞれ21%、19%にとどまり、50代男性は5%にすぎない。

人口が多く通勤圏が広い首都圏では大量輸送機関の鉄道網が充実し、私鉄や地下鉄の相互乗り入れが広がっている。鉄道の営業キロ数に占める直通運転キロ数の割合は関東運輸局管内で約36%なのに対し、近畿運輸局管内は約23%だ。

アンケートでは「東京は直通運転が多すぎ、どこに行くのかわからなくなるときがある」(東京都、36歳女性)と、複雑化の弊害も指摘された。それだけに首都圏は案内標識が親切。どの車両に乗れば降車駅での接続が便利か一目でわかる案内図は東京メトロが1998年からホームに掲示し始めたのに対し、大阪市営地下鉄は2013年4月からだ。

一方、同地下鉄は12年度から4年間で112駅のトイレをきれいに更新する計画で、47駅が完了。また10年度末までに全駅でホーム階から地上まで最低1ルートをエレベーターで移動できるようにした。片や東京メトロは20年完了が目標。関西はレール幅の違いで相互乗り入れは進みにくいが、利用者目線に立った改善が進めば評価も高まろう。

■車での移動は楽

道路は首都圏で渋滞の弊害を挙げる回答が目立つ。「車での移動がしやすい」に「(あまり、まったく)そう思わない」との回答は首都圏の男性全世代で30%を上回った。関西では30代男性の24%が最高で、不満は少ない。「関西は施設に駐車場が完備していて料金も安め。首都圏は車での移動に大変ストレスを感じる」(東京都、54歳男性)

空港の満足度は明らかに東高西低。「航空機を利用しやすい」との設問に「(強く、まあ)そう思う」と答えたのは首都圏の女性が50代の70%を筆頭にほとんどの世代で6割以上なのに、関西の50代女性は33%。50代男性も26%と低い。「海外出張では何度も首都圏経由で出国している」(大阪府、51歳女性)

羽田空港が拡張されて国際線も増便になる一方、伊丹空港は国内近距離便中心に制限されている。関西、伊丹、神戸3空港の効果的な活用に改善が求められている。(宮内禎一)

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