2019年2月24日(日)

チンパンジー、想像してお絵描きは苦手?

2014/10/28付
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輪郭だけが描かれたチンパンジーの顔に、絵を描かせたところ、人の子供(1~3歳)は目や口を描いたのに対し、チンパンジーはこうした描き足しをしないとの研究結果を京都大や中部学院大(岐阜県)などのチームがまとめ、28日付の米科学誌電子版に発表した。

チンパンジーは何かを想像して絵を描くのは不得手とみられ、チームの松沢哲郎京大教授(霊長類学)は「人間が持つ、絵を描く能力がどう発達してきたのかを知る上で重要」と話す。

チンパンジーに白い紙や絵筆を与えると、自由に描くことが知られている。だが、その内容は人の子供の殴り書きに近く、何らかの物の形を描いた例はないとされ、具体的な物を描く能力の有無はこれまではっきりしなかったという。

チームは、顔の輪郭や、片目や口だけが描かれたチンパンジーの顔の絵を使い、大人と子供のチンパンジー計6頭と、1~3歳の人の子供57人で比較した。

人もチンパンジーも、顔を塗りつぶしたり余白に描き込んだりしたが、人の子供の多くが目や口、鼻を描き足して補ったのに対し、チンパンジーはこうした描き足しが全くなかった。〔共同〕

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