2019年2月19日(火)

カカオトーク、無断で捜査機関に情報 「今後は応じず」謝罪

2014/10/17付
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【ソウル=加藤宏一】韓国のIT(情報技術)大手、ダウムカカオが過去に無料対話アプリ「カカオトーク」の一部利用者の対話内容を捜査機関に提供していたことが波紋を広げている。李碩祐(イ・ソクウ)共同代表は16日に韓国国会の法制司法委員会に出席して謝罪し、今後は当局の捜査令状には応じられない立場を表明した。

同社は2013年~14年上半期までに当局からリアルタイムで傍受する「傍受令状」を147件、過去の対話記録を提出する「押収捜索令状」を4807件受け取った。処理件数はそれぞれ130件超、3800件超。

李氏は16日、利用者に無断で当局に情報提供していたことを謝罪し、「今後は(令状を受け取っても)応じられない」との立場を示した。同社はすでにサーバーへの情報の保管期間をこれまでの7日程度から2~3日に短縮。年内には対話内容を暗号化する。これらの措置で技術的に情報提供ができなくなるという。

検察は9月中旬、インターネット上で虚偽事実を流して第三者の名誉を毀損した場合、逮捕も視野に徹底的に捜査する方針を発表し、カカオトークの利用者に動揺が広がった。検察は後に非公開のSNS(交流サイト)は対象ではないとしたが、当局の傍受を嫌ってカカオトークから海外のサーバーを利用する対話アプリに移る動きが強まり、韓国で社会現象になっている。

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