2018年2月19日(月)

中部地方の主要工作機械メーカー、操作性で競う新製品

2014/9/25付
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 中部地方の主要工作機械メーカーがユーザーの使い勝手を向上するため、タッチパネル式の操作盤を相次いで投入している。オークマやヤマザキマザックは工作機械の頭脳にあたるCNC(コンピューターによる数値制御)装置で、タッチパネル式を開発。熟練工不足などが進み、工作機械を使う現場でより生産性を高めたいとの声が増えているためだ。

 オークマが24日発表した新CNC装置「OSP suite(スイート)」は、タッチパネル式の操作を本格的に採用したのが特徴だ。切削時間の計算など30~40種類のアプリ(応用ソフト)を用意。同社の家城淳取締役は「タッチパネル式であらゆる操作をそろえた」と胸を張る。

 新CNCはまず複合加工機や5軸制御マシニングセンターに搭載する。最終的には月100台程度の工作機械に搭載する見通し。これはオークマ全体の生産規模の2割近くを占めるとみられる。10月下旬に開催するJIMTOF(日本国際工作機械見本市)で出展し、受注を開始する。

 工作機械はCNCを使いプログラムを入力し、動作を決める。従来はキーボードで数値などを入力していたが、最近は豊富な画像でスマートフォン(スマホ)感覚で利用できる操作盤が新たなトレンドになりつつある。

 ヤマザキマザックは新CNC装置「MAZATROL SmoothX(マザトロール・スムースエックス)」を開発。DMG森精機は「CELOS(セロス)」と呼ぶ操作盤を搭載した工作機械を投入済みだ。

 国内のものづくりの現場は熟練工不足などの問題が深刻化しつつある。工作機械自体の性能だけではなく、アプリの活用などで操作性を改善し、いかに顧客の生産性を高めるかが受注増のカギになる。

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