伊豆半島、ジオパーク推薦決定で集客増に弾み

2014/8/28付
保存
共有
印刷
その他

日本ジオパーク委員会は28日、世界的に貴重な地質・地形を持つ世界ジオパークに伊豆半島を推薦すると発表した。地元関係者の間には集客増に向け、歓迎の声が広がった。ただ「阿蘇」(熊本県)が9月に世界ジオパークに認定されることなどが条件となる。世界ブランド獲得に向け、効果的な保全と活用が求められそうだ。

同委員会は同日、アポイ岳(北海道)と伊豆半島の推薦を決めた。伊豆半島は海洋プレートの北上により本州に衝突してできた半島であり、その過程が火山群や化石などからわかるのが特徴だ。

ただ世界ジオパークの審査は1カ国当たり年間2地域どまりだ。現在申請中の「阿蘇」が9月の世界大会で世界ジオパークに認定されるか落選すれば、同協議会は12月に世界ジオパークネットワークに伊豆半島の申請書を提出。来年9月ごろの世界大会で認定可否が決まる。

阿蘇が世界大会で継続審査となった場合はアポイ岳の推薦が優先され、伊豆半島の世界ジオパーク認定は早くて2016年となる見通しだ。

静岡県と伊豆の15市町などで組織する伊豆半島ジオパーク推進協議会の会長を務める伊東市の佃弘巳市長は同日、同市役所で推薦決定の連絡を受けた。佃市長は「伊豆半島がここまで一つにまとまったのは初めて。観光振興に向け、案内看板などの整備を進めたい」と喜びの様子を見せた。

同協議会顧問の小山真人・静岡大学教授は「ジオパークののぼりなどが目立つようになり、伊豆に来るとジオパークに来たという実感がわくようになった」と話した。ただ条件付きということもあり、喜びは「8割くらい」と表現した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]