2019年3月24日(日)

活況ゲーム株、高値相次ぐ 個人マネー呼び込む

2014/8/4付
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株式市場ではゲーム関連株が商いを伴って相次ぎ年初来高値を更新している。主力株の値動きがさえない中、外部環境の影響を受けにくく値動きも軽い点が個人投資家の短期マネーを呼び込んでいる。最近、発表された決算は好内容のものが多く、業績面での買い安心感も活況の背景にある。

日本全国に「妖怪ウォッチ」旋風が吹いている(東京おもちゃショー2014)

4日は東証全体の売買代金ランキングで上位5位のうち3銘柄をミクシィ、マーベラス、KLabというゲーム関連が占める異例の展開だった。短期マネーが積極的にゲーム関連を物色する構図が鮮明だ。

7月の1日平均売買代金と比べても急増ぶりが明らかだ。マーベラスは約11倍に拡大。スマートフォン(スマホ)向けのゲーム「剣と魔法のログレス いにしえの女神」が人気で、業績拡大の期待が高まった。4日は年初来高値を更新した。

同じくミクシィも同2.8倍に拡大し、上場来高値(株式分割考慮後)を付けた。スマホゲーム「モンスターストライク」がヒットし、業績をけん引するとの観測が背景にある。東証1部全体の4日の売買代金は7月平均比8%増にとどまり、ゲーム関連株の突出した人気ぶりがわかる。

業績の変化率の大きさも一因だ。主力企業の4~6月期決算は堅調なものが目立つ半面、通期見通しについては据え置く事例が多い。

これに対し、コロプラは14年9月期の単独税引き利益を前期比約3.9倍の124億円と、従来予想より24億円上方修正した。

これまでゲーム関連株はヒット作が出ると業績が急拡大する半面、それが一巡すると利益が大きく落ち込むとのイメージが強かった。だが、「コロプラなどはヒット作を継続的に打ち出し、安定成長への期待は高い」(東海東京調査センターの角田佑介氏)という。

もっとも、ゲーム関連が一様に買われているわけではない。携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の苦戦などで4~6月期が94億円の営業赤字だった任天堂は売買代金が7月平均より1割強減少し、株価も低迷する。

今後、出てくる四半期業績などをベースにゲーム関連株は選別物色が強まるとの見方がある。半面、主力株に市場の目が向き始めると「一部で過熱感も出ているゲーム株から短期マネーが流出するリスクがある」(松井証券の窪田朋一朗氏)との指摘が出ている。

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