京都市は27日、世界最大のオンライン旅行会社である米エクスペディアグループと観光活性化に向けて包括連携協定を結んだ。同グループは世界75カ国以上で旅行予約サイトを手掛ける。日本の自治体との提携は初めてという。
エクスペディアが海外で展開する複数のサイトに京都特集ページを設け、京都観光の魅力を発信する。エクスペディアが持つ国別の宿泊数伸び率や宿泊料金の推移といったデータを分析し、マーケティングに生かす。
門川大作市長は「日本の観光振興のモデルとなり、京都観光の満足度を高める」と強調した。エクスペディアの日本法人、エクスペディアホールディングス(東京・港)のマイケル・ダイクス社長は今年度内にも、市と組んで京都の情報発信サービスなどを始める考えを明らかにした。