2017年12月17日(日)

雪道で自動運転 秋田・仙北で実験

2017/9/21 7:01
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 自動車技術開発支援のAZAPA(アザパ、名古屋市)とリコーは、国家戦略特区の秋田県仙北市で、自動運転の実証実験を10月から始めると発表した。劇団のわらび座(仙北市)の駐車場を使って全自動駐車に取り組むほか、周辺の公道も走行し、来年3月末まで課題の抽出などに努める。

 カメラを用いたセンシング技術や解析をリコーが、自動運転の制御技術をアザパが担当する。両社が公道で自動運転車を走らせるのは初めて。

 市販の電気自動車の前後左右にステレオカメラを5台配置。前方にレーザーの測距センサーも設けて全方位を3次元画像で認識する。画像をリアルタイムで解析して自分がどれだけ動いたかを推定するほか、白線や路肩を認識して運転ができる領域を割り出す。

 駐車場内は時速15キロ、公道は同20~25キロで走行する。実験範囲を徐々に広げ、最終的に幹線道路を含めた公道約10キロを走る計画。運転手は運転席に座るが緊急の場合以外は操作せず、障害物があった場合は回避か停止かを自動で判断する。

 19日に仙北市で記者会見したアザパの近藤康弘社長は「環境耐性という自動運転の最大の課題を雪道走行などで洗い出したい」と述べた。リコーの松浦要蔵取締役は「車の業界は180度プレーヤーが変わり、デジタル複合機で画像処理などの技術を培ってきたリコーにもチャンスがある」と述べた。

 仙北市は2016年11月に内閣府やディー・エヌ・エー(DeNA)と共同で運転手がいない自動運転バスを公道上で走らせる実験を国内で初めて実施した。門脇光浩市長は「人口減や少子高齢化が非常に早く、できるだけ早く実運用してほしい」と期待を表明した。

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