北陸3県の基準地価、新幹線効果陰りも 金沢 上昇率が縮小

2017/9/19 21:54
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北陸3県は19日、2017年7月1日時点の基準地価調査の結果を発表した。3県の商業地平均は0.4%の下落で前年と横ばい。住宅地平均は0.9%の下落で、前年(1.0%下落)より下落幅がわずかに縮小した。北陸新幹線の開業をきっかけに持ち直し傾向が続いていたが、全国や三大都市圏を除く地方圏の平均と比較しても停滞感が出てきた。

■石川

石川県の商業地は0.4%上昇したが、前年(0.6%上昇)より勢いが鈍った。住宅地は0.7%の下落で、前年(0.9%下落)より持ち直した。

商業地は22地点が上昇した。上昇率が4.8%だった金沢市が20地点を占めたが、前年(5.7%上昇)より縮小。金沢駅周辺や市の中心部の大半で同様の傾向がみられた。商業施設などの集積で加賀市や野々市市でも1地点ずつ上昇した。

住宅地の上昇地点は43地点で、買い物や交通の利便性が高い金沢市が30地点を占めた。ただ、上昇率が最も高かったのは、商業施設「イオンモール新小松」が3月に開業した小松市沖町で、全国でも12位だった。

■富山

富山県の商業地は0.1%、住宅地は0.5%とそれぞれ下落した。いずれも3年連続で同率。

商業地の上昇地点は8地点だった。JR富山駅周辺や中心部の再開発が進む富山市は、0.7%と4年連続で上昇を維持。魚津市は0%で前年(2.3%下落)から大幅に持ち直した。

住宅地では11地点が上昇。富山市ではJR富山駅周辺や路面電車沿線の需要が高まり、2年連続で0.1%上昇した。前年は0.4%下落した砺波市は、郊外型店舗の周辺の地価が上がり、0.9%の上昇に転じた。

■福井

福井県は商業地で1.6%、住宅地で1.8%それぞれ下がったものの、下落幅は縮小した。

商業地の上昇地点は倍増の6地点で、福井市郊外の商業集積地や福井駅前など同市内の5地点が占める。福井市の変動率は0.7%の下落で前年と横ばいだった。敦賀市でも1地点が上昇した。

住宅地の上昇地点は8地点で、すべて福井市内。主要な幹線道路に近く、小中学校や公園などに行きやすい地域が目立った。同市の下落率は0.7%で、前年(0.8%下落)より縮小した。

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