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プレス緩めず攻め続け 浦和、大逆転でACL4強

2017/9/13 23:44
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 ラファエルシルバのライナーが突き刺さり、高木が左足でミートしたボレーはやんわりとゴールに吸い込まれた。84分をかけて試合を振り出しに戻すと、息もつかせず2分後に4点目でひっくり返した。「チャンスをもらったので、結果を出したかった」。歓喜でどよめくスタンドへ高木が笑みでこたえた。

 中盤より前の人員が手厚くなる4―1―4―1で挑んだ。堀監督になってから身にまとった新布陣は、高い位置からボールを奪いにかかるためのハイプレス仕様。球を持てばいかようにも攻められる川崎に、時間も空間も与えない作戦だった。

 「相手に守備をさせ、動かす。チームとして考えたことがしっかり進められた」と堀監督も納得の出来栄え。前半終盤の退場で相手が10人になったことも手伝い、攻めの川崎を自陣に縛り付けた。攻める浦和、受ける川崎という綱引き状態へ持ち込めたことが大逆転劇を用意したといえる。

 GK西川の不用意な飛び出しで与えた1点がなければ勝ち上がるために3点を追いかける苦労もなかった。第1戦の2点ビハインドを、自分たちでより苦境に追い込んだのは脇の甘さだが、やはり“守るチーム”ではない。ひたすら走り、攻めるしかなくなった逼迫感が、浦和に今までにない追い風を授けていた。

 ペトロビッチ前監督が辞任後も浮上しきれず、リーグは8位で優勝は遠い。ACL制覇の希望の道は、チームの心のよすがと言ってもいい。「この戦いができればもっと上にいける」と柏木。追い詰められ、攻めるしかなくなったことで、よりどころがそこにあることに目覚め、4強へとなだれ込んだ。

(岸名章友)

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