2017年11月19日(日)

千葉競輪場 国有地部分取得へ 千葉市

2017/9/14 7:00
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 千葉市は13日、千葉競輪場を国際規格の競輪場へ建て替えるため、国有地部分を取得すると正式に表明した。自転車競技以外の用途でも使える多目的スポーツ施設を民間資金で整備し、2020年度中に国際ルールに則した新たな競輪の開催を目指す。競輪場に隣接する千葉公園全体も再整備し、JR千葉駅北側の新たなにぎわいの拠点とする考えだ。

 同日の市議会本会議で熊谷俊人市長が「20年度中の新たな競輪の事業開始を目指す」と表明した。競輪場については「市民利用も可能な多目的スポーツ施設へ再整備する」としたうえで「国有地部分は有償での取得へ財務省と協議に着手する」と述べた。自民、未来民進ちばの各会派の代表質問への答弁。

 競輪場の再整備を巡っては、競輪場の運営を13年度から受託している日本写真判定(東京・千代田)の提案を採用する。1周500メートルのアスファルト製のコースを国際規格に合わせた木製の250メートルに変更し、ドーム型の屋内施設とする。国際規格に対応した競輪場は、国内では伊豆ベロドローム(静岡県伊豆市)に次いで2例目になる。

 競輪以外のスポーツも実施できる多目的施設とし、市民が幅広く利用できるようにする。80億円程度と見込まれる建設費は日本写真判定が全額負担し、建設した施設を市に貸し出す。

 競輪場の敷地の3分の2を占める国有地については、買い取りへ向け財務省と協議に入る。これまで借地料として年間約1億1000万円を支払ってきたが、競輪事業を継続することになったため、将来の財政負担を軽くする。

 国有地の買収に合わせ、老朽化が進む千葉公園体育館の建て替えも検討する。競輪場に隣接する体育館を競輪場の敷地内へ移す計画。新たにできる競輪場は現在の半分の大きさになるため、空きスペースを活用する。

 千葉公園は千葉駅から徒歩10分ほどの駅北側にある。市は千葉駅周辺の街づくりの方向性を示す「グランドデザイン」で、千葉公園を「観光要素を持つ総合公園」に再整備する方針を打ち出しており、競輪場の建て替えに合わせ公園全体の魅力向上も目指す。

 競輪のルール制定などを手がける財団法人JKAは13日「千葉市の競輪事業存続の方針は朗報だ。(国際規格の)1周250メートルの競輪の開催へ向け、規則などルール整備を進める」(広報課)とコメントした。

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