2017年11月20日(月)

千葉県立病院 赤字47億円 過去最大

2017/9/12 7:00
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 千葉県がまとめた病院事業会計の2016年度の決算見込みによると、最終損益は47億5700万円の赤字と15年度の3倍に拡大した。3年連続で最終赤字に沈み、比較可能な1995年度以降では最大の赤字幅となった。県がんセンターで診療報酬の不正請求が発覚し、国への返還金として約21億円の特別損失を計上したのが響いた。

 県立6病院の収益は前の年度に比べて1.6%減の421億円だったのに対し、費用は5.5%増の469億円。経常損益の赤字幅は前の年度に比べて66%増の33億7400万円に広がり、赤字幅は過去2番目に大きかった。

 医師不足を背景に患者数が減少し、佐原病院や循環器病センターの医業収益が落ち込んだ。08~14年に腹腔(ふくくう)鏡下手術による死亡事故が相次いだがんセンターも患者数の減少傾向に歯止めがかからず、収益は厳しい。

 赤字体質の解消を目指し、県は今年度から県立病院の本格的な経営改革に乗り出す。医師の増員などで診療体制を充実させ、入院・外来収益を伸ばす。割安な後発医薬品の使用割合を増やし、コスト削減も進める。25年度には病院事業の経常損益を黒字に転換させたい考えだ。

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