パナソニック、「幸之助歴史館」建て替え 来年3月再開館
パナソニックは創業者松下幸之助氏と同社の歩みを伝える「パナソニックミュージアム松下幸之助歴史館」(大阪府門真市)を建て替える。現在の施設は創業50周年の1968年に開館したが、2018年に100周年を迎えるため、10月末にいったん閉館。18年3月に隣接地で再オープンする。
歴史館は1933年、大阪市内から門真市に移転して新築した当時の本店社屋を再現。新館は当時の社屋にあった屋根の上の煙突を設けるなど、再現度をより高める。
展示内容は未定だが、映像や音響の技術を生かしてわかりやすい構成にする。幸之助氏が創業した3月7日に開館を予定している。
現在の歴史館は一般公開のほか、従業員への研修用としても活用され、延べ約181万人が来館した。閉館を前に同館を訪れたグループ会社の30代男性社員は「広告や映像に携わっているので、昔の広告の展示は参考になる」と話していた。