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黄砂やPM2.5 予測精度高く

気象研究所(茨城県つくば市)と九州大学は黄砂など大気中のエーロゾル(浮遊粉じん)の分布などを高精度に解析できる技術を開発した。数値シミュレーションに人工衛星の観測データを組み込む。過去5年分に遡り、指定した地域でのエーロゾルの分布や沈着量などを詳しく再現する。黄砂の予測精度の向上などにも活用できる。

黄砂やPM2.5(微小粒子状物質)などのエーロゾルは気候に影響するほか、生物が吸い込むと健康を害するリスクがあるとされる。従来は衛星の観測データと数値シミュレーションの結果を別々に使って解析していたが、正確さに欠けるなどの課題があった。

研究チームは2011~15年を対象に、エーロゾルの分布や濃度、厚さなどをモニター上で再現できる技術を開発。数値シミュレーションに衛星の観測データを組み込み修正し、高い精度でエーロゾルの分布などを地球規模で再現できる。時刻や地域を指定できる。

正確に再現したデータがあれば気候や生態への影響評価、大気汚染解析などの精度向上に役立つとみている。新技術は3年後をめどに黄砂の予測精度の向上に生かす考え。データの対象期間も今後、03~17年に延ばす。

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