ビットコイン、1日で12%安

2017/9/6 1:24
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中国の金融当局によるICOの禁止措置で仮想通貨の相場は大きく揺れた。代表的な仮想通貨、ビットコインの価格は日本時間5日午前11時すぎに一時、4037ドルまで下げた。4日の同時刻と比べ12%の下落で2日に付けた最高値5013ドルより2割安い。8月の分裂騒動が収束してから価格は一貫して上昇基調にあり、中国の規制をきっかけに投資家が利益確定に動いた側面もある。

情報サイトの米コインデスクによると、8月のビットコインの上昇率は6割を超えた。2日に分裂騒動が収束し先行きの不透明感が薄れると個人投資家の資金が流入。北朝鮮を巡る地政学リスクが高まり株式市場の上値が重くなると投資マネーの待避先にもなった。

海外を中心に盛んになったICOも価格上昇の一因だ。ビットバンクの広末紀之社長によると「ICOに参加するためにビットコインを買う個人もいた」という。それだけに中国によるICOの禁止措置は、ビットコインの需要減少を投資家に想起させた。

中国当局が4日午後4時にICOの禁止を発表した直後からビットコイン価格は急落し、24時間で下落率は1割を超えた。リミックスポイントが運営する取引所では「利益確定のタイミングを探っていた個人の売りが出た」(小田玄紀社長)といい、売買高は普段の2倍を超えた。ICOに多く使われるイーサリアムも24時間で約2割下げ、リップルやライトコインなど他の仮想通貨も軒並み下落した。

もっともビットコインは4000ドル近辺では下値を買う動きが増え、価格は反発しつつある。「パニック的な売りは既に一巡した」(フィスコ仮想通貨取引所の田代昌之ビットコインアナリスト)との指摘があった。

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