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埼玉県、燃料電池バス試験走行 ラグビーW杯までに導入めざす

2017/9/1 11:30
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埼玉県は水素を活用した燃料電池(FC)バスの試験走行を始めた。9月3~5日に埼玉大学(さいたま市)で試乗会を開く。県は2019年のラグビーワールドカップ(W杯)までに県内でFCバスを導入することを目指している。バスの価格や水素ステーションの普及など課題はあるが、県内のバス事業者や県民にFCバスを実際に体感してもらい、導入への機運を高める。

トヨタ自動車から「トヨタFCバス」1台を8月29日から9月5日までの8日間、無償で借り受けた。2日までは、国際興業、西武バス、東武バスウエストの3社のさいたま市周辺の路線バス区間での試験走行や、埼玉県バス協会向けの試乗会などに活用する。

3~5日は埼玉大学で開催される日本機械学会の年次大会に合わせ、誰でも無料で乗車できる試乗会を開く。参加者が運転できる燃料電池車(FCV)の試乗会も行う。

県は11年度にホンダと共同で県庁にソーラー水素ステーションを設置して全国で初めて実証実験するなど、水素エネルギーの普及に力を入れている。15年度にFCV購入費を100万円補助する制度を設けた。16年度末までに105件の利用があり、公用車なども合わせると全国4位の約120台が走行している。今年6月にはタクシー1台が営業運転を始めている。

20年に県内のFCVを6000台にする目標を掲げるが、商用水素ステーションは県南部の8カ所に限られている。そこで普及のきっかけにしようとしているのが、県北部の熊谷市が会場の一つになるラグビーW杯。観客輸送や路線バスでの活用を計画している。

県エコタウン環境課は「燃料電池車と水素ステーションの普及はニワトリが先か、卵が先かのような関係」と指摘。「水素社会の幕が開けているのは県南だけ。バスはPR効果も高く、W杯を契機に県北のステーション設置につなげたい」と説明する。試験走行ではバス事業者や県民にFCバスの加速性や乗り心地の良さを体験してもらう。

ただ普及へのハードルは高い。トヨタのFCバスは東京都営バスで走り始めた2台を含めて全国に4台しかなく、価格は約1億円と高い。3分の1を国が補助するものの、通常のバスの2000万~3000万円とは大きな開きがある。水素ステーションの設置も1カ所当たり7億~8億円かかる。試乗会では参加者へのアンケートも実施し、施策の参考にする。

県は群馬県や栃木県と連携し、両県でFCV試乗会も行う。「先行するところから車の納入やステーション設置が進む。北関東も含めた内陸部の需要を創出し、普及を促進したい」(同課)としている。

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