2018年5月25日(金)

印刷大手の時価総額争い過熱、大日印が凸版抜く

2017/8/30 22:22
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 印刷大手2社の時価総額首位争いで、大日本印刷凸版印刷よりも優勢になりつつある。10日に逆転してから差は開き、30日時点の時価総額は大日印が8410億円で、凸版は7700億円と、その差は710億円に拡大した。

 大日本印刷は有機ELディスプレーの製造に使う部材を扱っている。スマートフォン(スマホ)への採用など成長が見込まれる分野で、野村証券の河野孝臣アナリストは「数少ない有機EL銘柄として株式市場で高い期待がある」と話す。2018年3月期の営業利益は前期比11%増の350億円になりそうだ。

 一方、凸版は18年3月期の営業利益が36%増の700億円を見込む。スマホのディスプレー関連部材は手がけているが有機ELは取り扱っていない。4~6月期の営業利益は通期への進捗率が8%と低かったこともあり、8月の決算発表後は、株式市場で物色の圏外になっている。

 大日印は1980年ごろから長年、時価総額で印刷業界の首位だったが、2016年2月に凸版が上回り、その後は首位の入れ替わりが激しくなっている。17年5月から8月までは凸版が首位だった。18年3月期の営業利益見通しが大日印の2倍に開いたため、凸版が買われた。

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