アルゼンチンで議会選予備選、与党優位

2017/8/14 13:55
保存
共有
印刷
その他

【サンパウロ=外山尚之】アルゼンチンで13日、10月の議会選挙の候補者を選ぶ予備選挙が行われた。開票の途中経過では改革派のマクリ大統領率いる与党カンビエモスが優勢。有力野党勢力で左派のフェルナンデス前大統領が上院議員候補として立候補したが、マクリ氏支援の候補を得票率で下回った。2015年に誕生したマクリ政権の構造改革路線への評価は高く、左派は苦戦している。

予備選は10月の議会選に向け、政党ごとに乱立する候補者を絞り込む役割を果たす。カンビエモスの候補者はコルドバ州やサンタクルス州など各州で得票率首位となっており、10月の議会選も優位に運びそうだ。

予備選で最も注目されたのが、15年まで大統領を務め大衆迎合的な政策を掲げるフェルナンデス氏。同氏は有権者の65%を占める最重要選挙区のブエノスアイレス州に立候補した。13日午後10時(日本時間14日午前10時、開票率14.14%)時点の得票率は31.39%と、マクリ氏が支援するブルリッチ前教育相の37.07%を下回った。

マクリ氏は就任早々、公共料金への補助金削減や為替規制の撤廃など構造改革を断行。海外投資の呼び込みや自由貿易の推進で経済成長を狙う路線が与党への支持につながった。

改革の副作用でインフレ率や失業率が高止まりする中、フェルナンデス氏はマクリ政権を「金持ちや大企業のための政治」と攻撃。都市部の貧困層から支持を集めたが、自身も汚職疑惑を抱える中、伸び悩んだ。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]