第一三共の4~6月期、純利益5%減 主力薬特許切れで
第一三共が31日発表した2017年4~6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比5%減の291億円だった。主力の高血圧症治療薬「オルメサルタン」が特許切れの影響で振るわなかったほか、研究開発費の増加も重荷となった。
売上高にあたる売上収益は1%減の2391億円だった。欧米で特許切れを迎えたオルメサルタンは35%の減収となった。好採算の抗凝固薬「エドキサバン」などの販売は好調だったが、補えなかった。
18年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比3%減の9300億円、純利益は23%増の660億円の見通し。減収だが、前期に計上したワクチン事業の減損損失がなくなる反動で増益を見込む。
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