2019年8月25日(日)

攻める野党、首相防戦 参院予算委の閉会中審査

2017/7/25 13:49
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学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画などについて25日行われた参院予算委員会の閉会中審査では、安倍晋三首相が計画を知った時期などを巡り攻防が繰り広げられた。野党側の追及に、首相がしどろもどろになる場面も。一連の問題に気をもむ中央官僚や愛媛県今治市の人々からは「早く解決して」「時間をかけてでも説明を」と求める声が聞かれた。

「私の友人が関わることであり、国民の疑惑の目が向けられるのはもっとも」「丁寧の上にも丁寧に答えたい」。安倍首相は24日に続き、この日も低姿勢で答弁した。

「依頼はなかったことは明確に申し上げたい」「相手の立場を利用しようとすれば、それは友人とは言えない」。長年の友人である同学園の加計孝太郎理事長からの働きかけを明確に否定。今年1月20日の国家戦略特区諮問会議で、事業の主体が同学園であることを初めて知ったとする24日の答弁を維持した。

これに対し、野党側は過去の首相答弁などと時期が矛盾すると指摘。「無理がある」「1月20日のままでいいのか」と矢継ぎ早に質問が飛ぶと、首相が答えに窮し後ろからメモが差し入れられる場面も。ただ、首相は「混同していた」「厳密さを欠いていた」としながらも答弁を変えず、議場は紛糾。野党議員が予算委員長に詰め寄り、審査が何度も止まった。

この日の閉会中審査では前川喜平・前文科次官と加戸守行・前愛媛県知事の元文部官僚2人の間で議論の応酬もあった。獣医学部新設計画について「今治市民の夢と希望を託して10年間やってきた」として前川氏の発言内容に疑問を投げかける加戸氏に、前川氏は「加戸先輩が熱意を持って誘致したことは分かるが、加計学園ありきであったことは間違いない」と応じた。

南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題では野党側が稲田朋美防衛相の罷免を求めて詰め寄った。

「自衛隊の統制はできているのか」。白いスーツ姿で身ぶり手ぶりを交えて質問する蓮舫・民進党代表と対照的に、黒のスーツ姿の稲田氏は少し伏し目がち。繰り返し指摘を受けると、自らの指示で日報を開示したことを強調し「文民統制はきいている」と反論した。

蓮舫氏は稲田氏が東京都議選の応援演説で「自衛隊としてもお願いしたい」と発言したことにも触れ、「信頼失墜を生んだ」と安倍首相に稲田氏の罷免を要求。首相が否定すると、野党から激しいヤジが飛んだ。

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