発効見えないTPP、対策予算は執行開始
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日欧EPAより先にまとまった環太平洋経済連携協定(TPP)は具体的な発効時期が見えていない。しかし、6575億円の対策費は執行段階に入った。中でもバラマキの懸念を拭えないのが、畜産農家の設備導入にかかる補助金だ。
TPPでは米国からの農畜産品の流入に対して、国内農家などの警戒感が強かった。しかし、米国はトランプ政権の発足に伴い、TPPからの離脱を表明。当面は米国の牛豚肉が日本市場を席巻する可能性は...
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