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水中浮遊で海流発電 IHIなど、鹿児島に装置寄港 来月試験

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とIHIが鹿児島県十島村の口之島沖で実施を予定する水中浮遊式海流発電の実証試験に用いる機体=写真=が串木野漁港(同県いちき串木野市)に寄港した。試験は8月中旬をメドに約1週間を計画する。県は17日に歓迎式典を開いた。

この「かいりゅう」は定格発電出力が約100キロワット。約20メートル四方で、羽根の直径は約11メートルある。口之島沖の黒潮海域では深さ約100メートルの海底から係留して水中で「たこ」のように浮かべ、発電性能や姿勢制御システムなどを検証する。

三反園訓知事は報道陣に「海流発電によって鹿児島の島々に住む人が電気を安定的に使えるようになることを期待したい」と語った。IHIの石戸利典副社長は「海流のエネルギーを生活に役立てる。その一歩を踏み出したという意味で非常にうれしい」と述べた。

十島村口之島・中之島周辺海域は6月下旬に国の「海洋再生可能エネルギー実証フィールド」に選定されている。

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