速報 > 地域ニュース > 四国 > 記事

道後温泉本館、部分開館で損失348億円 伊予銀系試算

2017/7/15 6:30
共有
保存
印刷
その他

 伊予銀行系の調査機関、いよぎん地域経済研究センター(IRC、松山市)は松山市の道後温泉街にある市営の公衆浴場「道後温泉本館」を保存修理した場合の経済的な影響を試算した。市が採用の方針を示している、入浴客を受け入れながら工事を進める「部分開館」の方式だと、8年間で経済損失は約348億円に達すると推定した。

 道後温泉本館は建物が国の重要文化財で、温泉街の外湯として人口約50万人の松山市で年間81万人(2016年)の入浴客を集める、四国屈指の観光スポットとなっている。市は現在、18年秋以降、本格的な保存修理に入る見通しを示しており、地域経済に与える影響が注目されている。

 松山市は影響をできるだけ軽減するため営業を継続し、入浴客を受け入れながら修理を進めることにしている。この方式だと工期はこれまでに7~9年という目安が示されており、約348億円の損失額はIRCが工期を8年と仮定して、産業連関表を使って計算した。同様に市がこれまでに示した入浴客減少率の見通しなどを参考にした。

 もし営業を全面停止する完全閉館の方式で工事をした場合の損失は、約475億円(工期は6年と仮定)と試算した。

 松山市や道後の地元関係者は今年9月、道後に新しい外湯「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」を開業するなど、本館の修理をにらんだ観光集客のテコ入れ策を相次ぎ打ち出している。これらを考慮し、入浴客の減少率を半減させて計算し直すと、部分開館方式の場合のマイナスの影響は約190億円まで縮小するとみている。

共有
保存
印刷
その他

電子版トップ速報トップ

企業・業界をもっと詳しく

企業がわかる。業界がみえる。ニュースとデータをまとめてチェック!

【PR】

【PR】

主要ジャンル速報

北海道 23日 7:01
23日 7:00
東北 23日 7:00
23日 7:00
関東 23日 7:01
23日 7:00
東京 23日 7:01
23日 7:00
信越 23日 7:00
23日 7:00
東海 23日 21:30
23日 7:05
北陸 23日 6:32
23日 6:25
関西 23日 6:32
23日 6:25
中国 23日 7:01
23日 7:01
四国 23日 7:02
23日 7:01
九州
沖縄
6:00
23日 22:40

【PR】



日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報