自動車人材 海外で育成 モディーが調査

2017/7/13 7:00
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試作車開発を手掛けるモディー(岩手県一関市)は自動車産業の人材育成プログラムについて、ベトナムでの導入に向け調査に乗り出す。同社は組み立て・分解ができる電気自動車(EV)を活用した実践的な教育プログラムを産学連携で開発している。今秋から約1年間、現地で模擬講座などを開き、事業化に向けた検討を進める。

調査は国際協力機構(JICA)の中小企業海外展開支援事業に選ばれた。JICAによると、ベトナムは高度な技術力を持つエンジニア育成に取り組んでいるものの、教育現場では基礎教育が不足し、カリキュラムが理論に偏っているのが課題となっているという。

現地では国立大学や自動車関連企業を対象に講座を開き、ニーズ調査などをする。

同社は東日本大震災後の2012年、復興に役立ちたいと教材目的に1人乗りEV「PIUS(ピウス)」を開発。地元の一関工業高等専門学校に提供し、座学と実習を交えた実践型の教材「開発技術者及びものづくり人材育成プログラム」を共同開発してきた。

PIUSは部品を100個ほどに抑えているものの、自動車の基本的な構造を備えている。育成プログラムを使うことで構造だけでなく、ものづくりの基礎となる5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)や安全衛生なども学ぶことができ、教員らは指導方法を習得することができる。国内では岩手大学や、福島高専、北九州高専などで導入されている。

モディーは1992年設立。自動車車両の企画、デザイン、設計、試作、開発、実験などを手掛けている。

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