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IPO、1~6月は39社 堅調な株価追い風に高水準

2017/7/3 22:50
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 新規株式公開(IPO)が活発だ。2017年1~6月に新たに上場企業の仲間入りを果たした国内企業は39社。ここ10年で最多だった15年(43社)、昨年(40社)に次ぐ多さとなった。IPOの多い東証マザーズなど新興市場で株価が堅調なことが追い風になっている。

 IT(情報技術)を活用したビジネスを展開する企業の新規上場が目立つ。なかでも独自のサービスで市場開拓を進める企業が多い。

 6月30日に上場したツナグ・ソリューションズは、アルバイトやパートに特化した採用サイト構築を手掛ける。4月上場の旅工房は、旅行者ごとの要望に沿った商品を提案・ネット販売する。

 ダイレクトメールの発送代行を手掛けるディーエムソリューションズなど「BtoB(企業間取引)ビジネスの企業の上場が多い」(あずさ監査法人の鈴木智博氏)のも特徴だ。

 IPO企業への投資家の人気は高い。1~6月は9割の35社で初値が公開価格(公募・売り出し価格)を上回った。上場後の株価も堅調で、3日終値が公開価格を上回る企業も37社と9割を超える。

 7月以降も特徴的なIT関連企業を中心に新規上場が相次ぎそう。年間のIPO社数は80~90社の見通しで、ここ10年で最も多かった15年(92社)や昨年(83社)に並びそうだ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の磯橋敏雄氏は「新しいテクノロジーを使い、業務の効率化を提案する企業の上場に注目している」と話す。

 ただ、リーマン・ショック前の規模には届かない見通しだ。1~6月のIPOが過去最も多かったのは06年の93社。この年は年間でも188社と高水準だった。

 IPOは海外でも活発だ。調査会社ディールロジックによると、世界の1~6月のIPO企業は871社と前年同期から67%増え、07年(1166社)以来、10年ぶりの多さになった。米国や中国の企業の上場が目立った。

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