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タイCPフーズが1270億円増資 6年ぶり大型調達、M&A向け

【バンコク=小野由香子】タイの食品大手チャロン・ポカパン(CP)フーズは株主割当増資で最大387億バーツ(約1270億円)を調達する。27日の臨時株主総会で決めた。CPフーズが大型増資に踏み切るのは6年ぶり。積極的なM&A(合併・買収)による事業拡大を進めており、調達した資金はM&Aに伴う債務の返済や将来の投資案件に充てる見通しだ。

既存株主に新株予約権を発行し、最大15億4800万株を1株25バーツで割り当てる。権利が全て行使されれば、調達資金のうち270億バーツを借金返済と社債の償還に充て、残りの117億バーツは将来の投資に回す。

同社は2016年12月に米冷凍食品大手ベリッシオ・フーズを10億8千万ドル(約1200億円)で買収するなど事業拡大を積極化。現地紙によると、16年のM&Aは11件にのぼり、合計の買収金額は500億バーツだった。国内市場が伸び悩む中、海外を中心に今後もM&A攻勢を続ける考えだ。

一方、買収に伴い有利子負債が増え、17年1~3月期の利払い費用は前年同期比2割増の約31億バーツだった。地場のメイバンク・キムエン証券は、今回の増資で債務を返済できれば、利払い負担は最大で年10億バーツ減ると試算。約1.4倍の負債自己資本比率を引き下げることで新たな借り入れもしやすくなるという。

CPフーズは大手財閥チャロン・ポカパン・グループの中核企業で飼料生産や鶏肉や豚肉、養殖エビの加工を手掛ける。

16年12月期の輸出を含めた海外売上高比率は68%だった。19年までに75%に引き上げる目標を掲げる。

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