茨城の「飯沼栗」、地理的表示に
農林水産省は23日、茨城県茨城町で生産する「飯沼栗」を地域の農林水産物などの名称を保護する地理的表示(GI)に登録したと発表した。同県内のGI登録は2015年12月の「江戸崎かぼちゃ」に続いて2例目。ブランド力の向上を販売促進などにつなげる。
飯沼栗は独自技術で栽培され、実が大粒なのが特徴だ。栗は1つのイガに3つの実がなるのが通常だが、飯沼栗は1つのイガに1つとなっている。冷温貯蔵を通じて甘さが強まってから計画出荷しているほか、出荷までに3度にわたり色つやのいい実を厳格に選別するなど、品質管理も徹底している。