モノ言う公的年金、議決権開示迫る 資産運用会社に
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100兆円を超える運用資産を持つ公的年金が資産を預ける資産運用会社に対し、投資先の議決権行使を厳しくするよう圧力を強めている。運用会社が投資先企業に配慮していると疑念を抱いているためだ。資金の出し手の強い意向に運用会社も従わざるを得ず、6月の株主総会は波乱含みの展開も起きそうだ。
「議決権行使の個別開示を求めます」。6月上旬、一通の手紙が運用会社の議決権行使担当者に一斉に届いた。差出人は年金積立金...
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