サウジ、イラン革命防衛隊員3人拘束か 船を拿捕

2017/6/21 1:26
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【テヘラン=共同】サウジアラビア政府は19日、同国の沖合で16日にイラン革命防衛隊の船を拿捕(だほ)し、乗っていた隊員3人の身柄を拘束したと発表した。AP通信が伝えた。イラン側は「3人は(軍人ではなく)民間の漁師だ」と即座に反発、険悪化の一途をたどる両国関係の新たな火種に発展する可能性がある。

革命防衛隊はイランの最高指導者ハメネイ師直轄の軍事組織。サウジなどが脅威と捉える弾道ミサイル開発にも深く関与しており、18日にはシリアの過激派組織「イスラム国」(IS)の拠点を標的とした初のミサイル攻撃を実施したばかり。

サウジ政府の発表によると、現場はイランとの間に位置するペルシャ湾。3人は爆発物を積載した船で、サウジの油田に接近したため「テロ作戦を図った」としてサウジ当局が拿捕、他に2隻の船がいたが、逃走したとしている。

一方で、イラン内務省高官はイラン労働通信とのインタビューに、3人は漁師で、拿捕されたのは「操業中の普通の漁船だった」と反論。現場に一緒にいた別の漁師1人は、サウジ当局の銃撃を受けて死亡したと改めて主張した。

イラン国営テレビによると、革命防衛隊高官も20日、隊員が拘束されたとのサウジ側の発表内容を強く否定した。

イスラム教シーア派のイランと、シーア派の宗教指導者を処刑したスンニ派の盟主サウジは昨年1月に断交。両国には直接の外交ルートがないため、イラン外務省は国連を通して情報を収集している。

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