2019年5月21日(火)

灘の老舗酒蔵、社長交代 沢の鶴33年ぶり 剣菱は23年ぶり

2017/6/21 6:32
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灘の酒蔵2社が20日、社長交代を発表した。沢の鶴(神戸市)は同日付で西村隆専務(40)が社長に昇格し、西村隆治社長(72)が代表権を持つ会長に就く人事を発表した。社長交代は33年ぶり。23年ぶりの交代となる剣菱酒造(神戸市)は7月12日付で白樫政孝専務(40)が社長に就任し、白樫達也社長(71)が代表権を持つ会長となる。トップの若返りで若年層の顧客開拓を加速させる狙いだ。

両社とも新社長は現(前)社長の長男となる。西村隆氏は1999年に甲南大経営学部を卒業後、雪印乳業(現雪印メグミルク)を経て2003年に沢の鶴に入社。営業や製造、経理などを経験し、10年に取締役に就任した。純米酒が主力の同社は3月に20~30代向けに低アルコール純米酒「シュシュ」を発売するなど、飲み手の掘り起こしに注力している。

白樫政孝氏も99年に甲南大経営学部を卒業し、新卒で剣菱酒造に入社した。創業500年以上の老舗酒蔵で、専務として交流サイト(SNS)などによる顧客との接点拡大に取り組んできた。

両社とも共通するのは主力顧客の高齢化だ。日本酒は海外輸出が伸びる一方、若年層の日本酒離れで国内市場は縮小している。新トップの新たな視点による現状打開への手腕が問われる。

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